アジアクルーズ日誌
10日目 南シナ海
投稿日: 2013年2月3日
20110202 南シナ海
大きくゆったりと揺りかごの中で眠った。8時現在、クイニョンの東20km。ベトナムの沿岸沿いを航走しているのに、この荒波だ。17ノットだから、32kmの速度だ。低気圧がもたらしている波の高さは、北北西の風13mによるもの。天候は曇り、外気温26℃。
夕方からは、揺れも穏やかになるし、気温も徐々に高くなるとアナウンスがあった。
翌朝7時には、100kmに及ぶメコン河を遡る。
今朝の塩分は、5.7に落とせた。と言うものの、昨夜、夕食を半分しか口にせずに抑えた結果がこの数字である。メニューをそのまま食べてしまうと、ぱしびでは、塩分を過剰に摂取してしまうことになるのが情けない。
半ズボンにTシャツ、黑のカーディガンを着て、朝食。
トーストを復活した。ベーコン外しのオムレツも復活。ヨーグルトではなく、通常のトマトジュース。但し、オニオンソースをかけた野菜サラダは妻に見つかり、サラダを取り直してフレンチソースにした。
朝食後、妻は、美容院にヘッドマッサージを、美子さんは西丸ドクターのトークショーに出掛けると言っていたがどうだか。
僕はその足で、11階に上がった。ジムには誰もいなかった。プールサイドを何回も回っている男性がいた。
時折、シャワーのような小雨がぱらついたが、日射しは強くなってきた。光を受けて白波が光る。
毎朝、にっぽん丸だと、デッキに出てデッキゴルフに打ち込む。波を直に見て、足で揺れを止めながら、潮風も肌で感じるのだが、それがない。どうも、室内から見ている波は、遠すぎる。
食後の胃を15分振動させ、鞍馬に跨がって15分、腰の運動をし、40分、バイクを漕ぐ。寒いので少しも汗ばまない。だから、水も飲まない。
10時半、まだルームクリーニングにも来ていないのを幸いに、PCを叩く。
しばらくして、キャビンクルーに掃除の時間を明け渡す。
12時に昼食に出る。入口で、カレーの販売をしていた。どうやら、今日はカレーの日のようだ。味が気に入ったら、買って欲しいというセールスデモだった。
確かに味は良かった。妻は帰国直後の夕食に、と買った。
メールには、高嵜さんから着ていた。川田さんの退会に関してと、ディアマンテスのギタリストの謎の死についてだった。マスコミは、にっぽん丸が改造したことによるトップヘヴィが、揺れを酷くして招いた事故ではないかと騒いでいるようで、船をよく知る高嵜さんにすれば、馬鹿馬鹿しい推測だと書いてきた。僕も予想していたが、おそらく自殺の線ではないかと。最近、音楽業界の低調、CD販売の不振、TVの音楽番組の減少などで、音楽関係のグループが解散し始めている。その煽りではないかと思っているのだが。
それにしても、ベトナム沿岸沿いにしては、よく揺れる。水平線が窓の中を面白いように上下している。右舷も左舷も、ローリングしている。スタピライザーでは抑止できないでいる。
カテゴリ:アジアクルーズ日誌
はじめに
徒然なるままに、書きますが、街で耳にしたこと、眼に入ったこと、などなど、生活を変えるかもしれない小さな兆しを見つけたいと思います。